千代田カントリークラブ（茨城県）

茨城県

千代田カントリークラブは、茨城県かすみがうら市上佐谷にあるPGMグループの中でも特にハイグレードな「GRANDPGM」です。
バブル期に作られた当ゴルフ場は、豪華で高級感があります。
全27ホールのコースは、プロゴルファー杉本英世氏の設計で、戦略性と美しさを兼ね備えています。

千代田カントリークラブは、1982年5月9日に開場しました。
ゴルフ場経営の大手であるSTTグループが母体となり、建設されました。
開場当初は法人専用のコースとして営業していて、会員募集金額は1億円にまでのぼりました。
譲渡先は一部上場企業の役員であることが必須であったり、クラブハウスは「千代田迎賓館」と呼ばれるほどに豪勢だったりとバブル期ならではの派手な振る舞いを見せていました。
ところが、バブル崩壊を皮切りに来場者数が激減し、業績不振に陥ります。
そうして2002年10月に民事再生法を申請しました。
その後、ローンスターグループが千代田カントリークラブのスポンサーとなりました。
2004年12月に株式会社地産と合併し、PGMグループに参画しました。
千代田カントリークラブの現在の経営母体は株式会社平和です。

千代田カントリークラブのアクセスは都心から車で1時間10分程度の好立地です。
最寄りインターチェンジは常磐自動車道「千代田・石岡IC」で、降りてから約8分（4km）で到着します。
最寄駅はJR常磐線「石岡駅」で、西口からクラブバスが運行しています。（正会員専用で予約制）

千代田カントリークラブの周辺には、「セゴビアゴルフクラブインチヨダ」「筑波国際カントリークラブ」「東筑波カントリークラブ」があります。

千代田カントリークラブのコースは、全長9,294ヤード（西コース3,134ヤード、中コース3,186ヤード、東コース2,974ヤード）27ホール（西コース9ホール、中コース9ホール、東コース9ホール）、パー108（西コースパー36、中コースパー36、東コースパー36）です。
プロゴルファーの杉本英世氏の設計です。
彼はビッグ・スギの愛称で知られ、日本人初の米ツアーライセンス獲得者です。
千代田カントリークラブはコースの高低差がたった3メートルという、かなりフラットに展開されている丘陵コースです。
東・中・西の3コースで、15個の池、バンカーの数は80箇所と攻略性のある巧みなレイアウトです。
これらのイケやバンカーは攻略性の向上はもちろん、コースが華やかで美しくなるよう配置されています。
西コースは、傾斜がかかったフェアウェイや砲台グリーンなど地層を活かした設計で、要所要所に池やハザード、ガードバンカーが効いています。
中コースは、ドッグレッグや池越えもあり、加えて各所に点在するバンカーが攻略心を掻き立てます。
グリーン周辺に施されたバンカーには深さもあるので、要注意です。
東コースは、S字や距離感が難しいホール、OBの配置が絶妙なコースで、距離計算やクラブ選択がスコアメイクの鍵です。

千代田カントリークラブのプレースタイルはキャディ付プレーとセルフプレーの選択制です。
ラウンドローテーションは西→中、中→東、東→西です。
コース内の移動は乗用カートを使用するため、快適にラウンドできます。
また、2サムプレーも可能です。

千代田カントリークラブのクラブハウスは、白壁にグレー調の屋根というシンプルな建物です。
内装はヨーロピアンで、白のタイルと螺旋階段が映える清潔感ある空間です。
千代田カントリークラブのレストランはクラシカルで赤と緑が基調となっています。
おすすめメニューは「千代田御膳」「千代田 彩り膳」で、どの料理も美味しいと評判です。
コンペルームは洋室、和室とそれぞれあり、接待にも重宝できます。
お風呂場は自然光が入り込むようなガラス張りの設計で、疲れた体を癒すことができます。

千代田カントリークラブには練習場がありません。
室内にはシュミレーションゴルフがあり、プレー前の準備運動やプレー後の反省・修正に活用できます。

千代田カントリークラブは、GRANDPGMとして洗練されたゴルフ場です。
年会費が11万円とやや高めですが、アクセスも良くコースもフラットなので女性にもおすすめです。
高級感のある空間で優雅なゴルフを楽しんでみてはいかがでしょうか。